認知症の予防・早期発見のポイント


◆認知症の予防

●基礎疾患の把握

原因となる基礎疾患の早期

発見、早期治療が大切になります。

 

●日常生活等の改善

生活習慣病と同様にバランス

とのとれた食事や適度な運動、
規則正しい生活などが大切になります。

 

●転倒防止

特に顔や頭をぶつけない様に注意します。
頭部外傷(硬膜下血種など)の防止。

 

●脳の老化防止とストレス対策
興味や関心、趣味をもつ

会話を楽しむ、日記をつける
手紙を書く、簡単な計算、

声に出して本を読むなど。

 

●うつの防止
うつ状態が続くと脳の老化が

促進すると言われています。
精神的ショックや環境の変化等

があった場合は、特に注意が必要です。
周囲の人が温かく見守ることが大切になります。

 

 

◆認知症の早期発見のポイントは? 
生活を共にしているご家族が

気がつく主な気になる言動を簡単にまとめてみました。
・同じことを何度も言ったり、聞いたりする
・普段出来ていたことが困難になる
・通い慣れている道が分からなくなる
・水道の蛇口などのしめ忘れが多くなる
・怒りっぽくなる
・疑い深くなる
・いつも使用している物の置き

忘れ、しまい忘れが多くなる

等の症状が多いようです。

 

加齢に伴う症状はゆっくりと

進行し、日常生活にはあまり

支障がないことが多いですが

急に症状がひどくなる場合は注意が必要です。

症状がひどくなる要因とし

病気以外にストレスも関係してきます。

今まで自分で対処できたスト

レスも老化により徐々に低下

してくると、一時的に症状が

ひどくなる場合もあります。

ストレスの原因が取り除かれ

れば症状が軽くなる場合もあります。

原因が病気にあるのかストレ

スなどの病気以外にあるのか

判断するためにも「いつもと

違う」と、ご家族の方が気に

なりだした時点で、早めに

医療機関などに相談された方がいいと思います。
疑い深くなったり、怒りっ

ぽくなったりする症状が強く

なると、一緒に生活されてい

るご家族の感情も同じような

波長になってしまうこともあります。
家族のイライラがさらにスト

レスになり症状を悪化させる場合もあます。

お互いの為にも早めに受診されたほうが安心だと思います。

 

続きはこちらです⇒ 認知症の方への対応と相談機関等

 


認知症項目一覧


◇参考文献
インターネット
厚生労働省HP内
認知症施策
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html
認知症サポーター
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089508.html
みんなのメンタルヘルス
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_recog.html

NHK厚生文化事業団サイト内
家族が認知症と診断されたあなたへPDF
https://www.npwo.or.jp/wp-content/uploads/2016/05/ninchisyo_kaigo.pdf

ウィキーペディアHP内
//ja.wikipedia.org/wiki/認知症


書籍
「まるごと覚える介護福祉士」新星出版社
「医学大辞典」