◆脳血管性認知症
脳血管障害による認知症の場合
は、脳梗塞や脳出血等の再発
防止や血栓防止等に対する薬物
療法が大切になります。
又、脳血管障害を引き起こす
リスクが高いといわれる高血
圧や糖尿病、脂質異常症(高脂
血症)、不整脈等の予防や治療も必要です。
◆アルツハイマー型認知症
アルツハイマーによる認知症の
場合は、症状の改善や進行を
遅らせる薬も出てきているようです。
症状の軽い早期の段階で治療を
開始すれば効果が高いといわれています。
原因はまだ解明されていない為
症状に対する治療、対症治療法になります。
薬品名例
一般名:塩酸ドネペジル
商品名:アリセプト
アルツハイマーの研究も進んで
きているため、より効果の高い
治療や予防法が期待されています。
◆レビー小体型認知症
認知障害に対する治療
薬品名例
一般名:塩酸ドネペジル
商品名:アリセプト
パーキンソン症状に対する治療
抗パーキンソン病薬
抗コリン性薬剤
ドパミン前駆物質 など
薬品名例
一般名:レボドパ
商品名:アリセプト
一般名:塩酸トリヘキシフェニジル
商品名:アーテン など
自律神経障害に対する治療
血圧コントロール など
◆その他
原因となる疾患を治療すること
により、認知症が治る場合もあります。
慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、
正常圧水頭症等は外科的な治療で治る場合も。
低酸素血症、肝性脳症、
尿毒症性脳症、ビタミン欠乏症
電解質異常、甲状腺機能低下症
なども内科的な治療で治る可能性もあるようです。
原因に対する治療も大切ですが、
同様に心理面での適切な介護や
環境なども重要になります。
続きはこちらです⇒ 認知症の予防
認知症項目一覧
◇参考文献
インターネット
厚生労働省HP内
認知症施策
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/kaigo_koureisha/ninchi/index.html
認知症サポーター
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000089508.html
みんなのメンタルヘルス
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_recog.html
NHK厚生文化事業団サイト内
家族が認知症と診断されたあなたへPDF
https://www.npwo.or.jp/wp-content/uploads/2016/05/ninchisyo_kaigo.pdf
ウィキーペディアHP内
//ja.wikipedia.org/wiki/認知症
書籍
「まるごと覚える介護福祉士」新星出版社
「医学大辞典」