胃の中に入らなければならない
ものが、誤って気管内に入ることです。
通常は気管内に異物が入ると、
人体の防御反応が働き、異物を
外へ出そうとして咳などの反射が起きます。
加齢や脳卒中(脳出血・脳梗
塞・一過性脳虚血・高血圧性脳
症等)などで意識障害や麻痺、
機能低下等がある方の場合は
嚥下反射(物を呑み込む反応)
や咽頭反射(喉の奥を刺激する
と吐こうとする反応)、
咳嗽反射(咳をする反応)など
が鈍くなり、誤嚥しやすくなります。
咽頭反射は喉の奥を刺激すると
吐こうとする正常な反射です
が、この咽頭部分の知覚等が
鈍ってくると嚥下反射も鈍くなります。
咳嗽反射は異物等が気管や肺に
入ったり溜まったりすると、
咳をして、体外に出そうとする
自然な体の反応ですが、それが
鈍くなると肺に貯留されたまま
になり嚥下性肺炎や呼吸困難等
を併発するリスクが高くなります。
誤嚥を防ぐ対策としては、食事
の工夫や、姿勢、咀嚼力や嚥下
力低下の防止、唾液の分泌を良
くするなどの方法があります。
続きはこちらです⇒ 食材の工夫
誤嚥 項目一覧
誤嚥とは、本来は食道を通って
胃の中に入らなければならない
ものが、誤って気管内に入る
ことです。
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誤嚥しやすい食材
水、お茶、ジュース、汁物など
さらさらした飲み物。
ゆで卵、焼き芋、そぼろ類、
焼き魚、ナッツ類、おからなど
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坐位が可能な場合
座位が自力で出来る人は車椅子
や椅子に座る。
自力での座位保持が困難な人
は、ギャッジアップやバック
レスト
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臥位で自分で食べる場合
ギャッヂベッドの場合は上体を
少しだけ上げる。
枕を高くするなどして出来る
だけ上体を高くする。
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寝たままで食事をするときは
特に注意が必要ですが、
座位のときにも食べる量や早さ
などで誤嚥の危険があります。
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加齢に伴って衰える「かむ―呑
み込む」という一連の動作の為
のトレーニングです。
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高齢になると、物を呑み込む
反射が低下します。
段々と筋力も衰えて、かむ力や
かむ回数も低下します。
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◇参考文献
インターネット
食品安全委員会HP内
「食べ物による窒息事故を防ぐために」PDF
http://www.fsc.go.jp/sonota/yobou_syoku_jiko2005.pdf