第3号研修の評価の実施手順
基本研修(演習)と実地研修の評価は、技能修得の確認になります。
演習にはシミュレーター演習と現場演習があります。
*基本研修には講義と演習があり、講義については筆記試験を実施
して、知識の定着の確認をします。
第1、第2号と異なる点は、出題数と試験時間です。
◎評価内容
口腔内吸引、鼻腔内吸引、気管カニューレ内の喀痰吸引
胃瘻又は腸瘻の経管栄養、経鼻経管栄養の5つの省令上の行為に
なります。
さらに、喀痰吸引は通常手順と人工呼吸器装着者の手順に、
胃瘻又は腸瘻の経管栄養は、滴下の場合と半固形タイプの場合に
分けて実施されます。
まとめると、
①口腔内吸引(通常手順)
人工呼吸器を装着していない方
②口腔内吸引
人工呼吸器装着者:非侵襲的人工呼吸療法者手順
③鼻腔内吸引(通常手順)
人工呼吸器を装着していない方
④鼻腔内吸引
人工呼吸器装着者:非侵襲的人工呼吸療法者手順
⑤気管カニューレ内の喀痰吸引(通常手順)
人工呼吸器を装着していない方
⑥気管カニューレ内の喀痰吸引
人工呼吸器装着者:侵襲的人工呼吸療法者手順
⑦胃瘻又は腸瘻の経管栄養(滴下の場合)
⑧胃瘻又は腸瘻の経管栄養(半固形タイプの場合)
⑨経鼻経管栄養
の9つに分類されています。
それぞれの項目を決められた手順通りに実施することになります。
*第1号、第2号研修は6つに分類されています。
*人工呼吸器装着者には非侵襲的人工呼吸療法を受けている方と
侵襲的人工呼吸療法を受けている方がいます。
手順は STEP1~STEP7の7段階あります。
第3号研修の評価の実施手順(演習と実地研修)
STEP1:安全管理体制確保(実地研修のみ)
STEP2:観察判断(実地研修のみ)
STEP3:観察
STEP4:準備
STEP5:実施
STEP6:片付け
STEP7:記録、報告
☆ STEP4~STEP7が基本研修(現場演習)及び実地研修評価基準
評価票を用いて評価が実施されます。
非侵襲的人工呼吸療法とは?
患者さんになるべく苦痛を与えないための人工呼吸管理。
在宅の場合は、気管切開を介さない人工呼吸管理になります。
非侵襲的陽圧換気(NPPV)が一般的に実施されています。
鼻又は口鼻マスクによる非侵襲的人工呼吸療法になります。
これに対して気管切開を介して実施される人工呼吸管理を
気管切開下陽圧換気(TPPV)といいます。
続きはこちらです→ 基本研修(演習)と実地研修の評価項目について
■参考・引用文献
インターネット
厚生労働省HP内
喀痰吸引等研修
//www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/tannokyuuin/04_kensyuu_01.html
↑
上記ページの 別添3
社会福祉士及び介護福祉士法施行規則別表第三号研修の修得程度の審査方法について
//www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/tannokyuuin/dl/4-1-2-3light.pdf
書籍
「介護職員等のための 医療的ケア」(公益財団法人 日本訪問看護財団 編)p171 p183~p193 ミネルヴァ書房